十二月の茶花 - 白玉椿

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白玉椿を曽呂利花入に入れた例

尚絅学院大定例茶会濃茶席で見た花である。

曽呂利花入(そろりはないれ):唐銅の曽呂利で一ノ瀬宗辰の作。「行」の花入であるとのことである。
鶴首花入に似ているが鶴首より首が 細長く装飾も紋様もない素紋で輪高台になっている物を云うそうである。
曽呂利新左衛門という秀吉の時代に御伽衆(おとぎしゅう)として使えたと言われる人物に因んだ名前という説もあるが、本当かどうはか不明である。
 
白玉椿(しらたまつばき):白い早咲きの椿で似た花に「初嵐」という椿もあるが、「白玉は丸みを帯びた蕾と花で、これに比べると初嵐は少し尖った蕾と筒状の花です。」とのこと。区別が難しいと思っていたら、「なお、白玉は元々“白い花”の意味でもあったらしく、初嵐を白玉と呼ぶ場合もあるようです。」との説明があり、区別しない場合もあるようだ。