2015緑水庵定例茶会9月1回目

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緑水庵定例茶会9月2回目
2015.9.1風炉・薄茶・糸巻棚点前

緑水庵定例茶会9月2回目・会記

年月日:2015年9月1日
場所:緑水庵
流派:表千家
点前:風炉薄茶糸巻棚運点前

軸:「泣露千般草※」泉田凌雲(玉堂、(奈良)松源院、(1942~)

花:黄蓮華升麻、杜鵑(栽培種)
   花入:民芸調籠

釜:棗釜
   風炉:鉄・道安風炉
   敷板:織部
   蓋置:安南写(唐草文様菊)

水指:高取耳付き

薄器:中棗「武蔵野」 (裏に14代而妙斎(1938~)の花押)

茶杓:「松風」三重野与雲* (芳春院、1917~1992)

主茶碗:玉隆山窯・萩焼・吉田萩苑** (1940~1968)

   次客茶碗:「猿猴図」17代永楽善五郎(1944~)

   三客茶碗:安南写「蜻蛉絵」

棚:糸巻棚

菓子:「萩」餅の清月
   菓子器:銘々皿

お茶:「綾の森」上林春松

建水:唐銅「餌畚」
 

*与雲=本来は與雲と書く
**1940年萩市生れ。15歳の折、10代三輪休雪=(人間国宝、三輪休和)に師事。その後「天鵬山窯」で作陶。1968年独立、「玉隆山窯」を開窯。1987年11月事故のため、46歳没。

 
※(寒山詩
可笑寒山道、而無車馬蹤 (笑うべし寒山の道、しかも車馬の蹤なし)
聯溪難記曲、疊嶂不知重 (連渓曲を記し難く、畳嶂重を知らず)
泣露千般草、吟風一樣松 (露に泣く千般の草、風に吟ず一様の松)
此時迷徑處、形問影何從 (この時迷径に迷う処、形は影に問う何れ従(よ)りかせんと)
 の一部。
 語意は「寒山の山路にしげるさまざまな草は秋露に濡れて、あたかも涙をこぼして泣いているかのような
 物悲しさ表しているかのようだ。山路の大小の松は時に吹く風に颯々とした一様の妙音を奏でて